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学会報告
2013年11月5日
ISW 2013 Yokohama Awardを受賞して
- ポスター発表(中野雅人先生)
- Yokohama Award of ISS/SIC Japan Chapter 受賞者
- 北川雄光教授と
リポーター 中野雅人先生(平成14年入局)
2013年8月25日から29日にかけて北欧のHelsinkiで開催されたISW2013に教室から坂田純講師、長谷川美樹特任助教、大橋拓、辰田久美子、加納陽介と私の6名が参加しました。
今回私が発表した演題は「Histologic evaluation of intrahepatic micrometastases in patients treated with or without neoadjuvant chemotherapy for colorectal carcinoma liver metastasis」です。この演題が第一回Yokohama Award of ISS/SIC Japan Chapterに選ばれ、ISW本会において、壇上で北川雄光教授より表彰いただきました。大変光栄であると感じるとともに、身の引き締まる思いです。このような栄誉ある賞を受賞できましたのも、ひとえに諸先輩方のご指導の賜物です。特に若井俊文教授には、就任直後のお忙しい時期にもかかわらず熱心にご指導していただき、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
私にとって国際学会への参加は今回が初めてでしたが、世界の高名な外科医が互いに議論を交わしている姿を肌に感じることができ、またその場に多くの日本人外科医が参加している様子を目の当たりにし、自らの臨床・研究への熱意をさらに高めることができました。また、坂田純先生とともに参加したWriter’s Workshopでは、世界各国からの参加者が5,6人の小グループに分かれ、論文作成についてのDiscussionを行いました。Discussion後に課せられる宿題がなかなか終わらず、寝不足の日々でしたが、大きな経験となりました。一方で、せっかくの機会を十分に生かすことのできない自らの英語力不足を実感しました。
今回の経験は、より高い意識を持って日々の臨床・研究に邁進していく大きなモチベーションとなりました。2年後のISWはタイのバンコクで行われる予定です。自分自身、より成長した外科医として参加できるように努力するとともに、若い世代にもそのような機会を与えられるよう、後輩の指導にも力を入れていきたいと思います。
- 会場前にて
- 美味しい食事でした。ごちそうさま!