消化器内科専門研修コース

プログラムの概要

プログラムの全体像

本コースは、卒後臨床研修を修了した医師を対象とし、消化器の総合的な専門医“総合消化器内科医”を養成するコースを基本としています。総合的に消化器疾患を診るため消化器病・肝臓・消化器内視鏡専門医の取得とともに、がん治療、総合内科、再生医療、肥満症の各専門医の取得を目指し、大学病院及び各学会認定施設において研修を行います。

 

【専門研修プログラムの概略】

研修プログラムのコンセプト:当研修コースはカリキュラム制のため、卒後3年目以後の内科専門研修と並行することができます。また医学博士の学位取得のため大学院での研究も可能でClinician-Scientistの育成も目指しています。各自の希望に応じ、学問的志向・人生設計に基づいた希望に沿うようバリエーションを持たせたカリキュラムを組んでいます。人が食物摂取して体の恒常性を維持するためには、消化、吸収、代謝の制御が大切で、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓が複雑に連動して機能していることを理解する必要があります。研修期間前半(卒後3~4年目)は消化器内科全般に必要な幅広い知識の獲得、臨床の経験、実践をめざし、後半(卒後5年目以降)は個人の希望に合わせたコースを用意しています。

 

●研修プログラム前半

専門研修1年目(卒後3年目)は、消化器疾患のみならず他領域の内科診療の経験を積むことも目的として、関連病院施設で臨床研修を行います。卒後4年目は消化器内科医員等として当院における最先端レベルの診断・治療手技を習得します。各々異なる施設で研修を行ってきた同期の医師達が交流を深め得ることは当施設の大きな利点であり、進むべき専門分野を決定できる重要な研修期間でもあります。

 

●研修プログラム後半

卒後5~6・7年目で当教室や学内外基礎研究室の大学院生として基礎研究を行い学位を修得した後、臨床検査・治療手技等の研鑽、基礎研究、後進の指導等に従事するコースや、地域病院での診療を早くから希望する個人に適応した研修を行う目的で、大学病院で適宜研修を行いながら、連携病院を中心に臨床研修を行うコースを用意しています。当科では、次世代を担う総合消化器内科医およびClinician-Scientistを育成していきます。

プログラムの指導状況

□指導医からのメッセージ

過去20年間の消化器内科分野における医療の進歩は著しく、1989年に見つかったC型肝炎ウイルスは、いまや内服薬だけでほぼ克服できる時代になりました。科学の進歩により、確実に医療が変わってきています。今後はさらに進歩が早くなりますので、柔軟に対応できる能力が必要とされます。さらに消化器内科で扱う疾患は、いわゆるcommon diseaseから難治性疾患まで幅広いため、基本的な診断・治療法の修得のみならず、専門的な知識と経験も必要です。当コースには、消化器病学会専門医21名、消化器内視鏡学会専門医19名、肝臓学会専門医14名を含む医師が専門的指導にあたっており、充実した指導体制が構築されています。また入院患者数は年間1,000例前後あり、豊富な診療経験を積むことができます。次世代の優れた医師を育成したいと考えていますので、興味のある方、待っています!

プログラム

専門研修の特色

このコースの最大の特色は、消化器病・肝臓・消化器内視鏡・総合内科専門医の取得が可能なだけでなく、肥満症、再生医療、がん治療専門医も取得可能であり、臨床・基礎研究による学位取得や海外留学を含めたバリエーションの多い研修コースを個人の希望に合わせて選択できることにあります。

基礎研究は、“難治進行性消化器疾患”や現時点で診断のつかない“Undiagnosed Disease”に対する新規診断・治療法の開発を目指したテーマで、臨床へフィードバックできるよう取り組んでいます。

また、近年の消化器領域の診断法、治療手技は目覚ましく発展しているため、本研修コースにおいては高度かつ最新の専門知識・技術を有するスペシャリスト達が懇切丁寧な指導にあたっています。他大学病院や県外の内視鏡センター施設との交流も盛んであり、希望により国内留学による内視鏡技術の研鑽も可能です。

 

研修可能な主な専門的検査・治療

□上部・下部消化管内視鏡検査

□内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

□内視鏡的筋層切除術(POEM)

□内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)

□超音波内視鏡(EUS)、超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)

□カプセル内視鏡

□腹部エコー

□腹部血管造影、経カテーテル的動脈化学塞栓術、B-RTO

□エコー下肝生検

□ラジオ波焼灼術(RFA)

□経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)

□化学療法

□細胞・再生療法

専門研修プログラムの概略

□研修期間

6年

 

□募集人数

30名

 

□選考方法

書類・面接

 

□専門医

消化器病専門医 肝臓専門医 消化器内視鏡専門医

 

□連携施設

燕労災病院 県立中央病院 十日町病院 魚沼基幹病院 吉田病院 がんセンター新潟病院 新発田病院 新潟市民病院 長岡赤十字病院 済生会新潟第二病院 済生会三条病院 上越総合病院 柏崎総合医療センター 長岡中央綜合病院 三条総合病院 新潟医療センター 豊栄病院 村上総合病院 佐渡総合病院 立川綜合病院 木戸病院 新潟臨港病院 日本歯科大学医科病院 新津医療センター病院 南部郷総合病院 竹田綜合病院 済生会川口総合病院 あがの市民病院