耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門研修プログラム

プログラムの概要

プログラムの全体像

耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、視覚以外の感覚、すなわち聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚というQOLに直結した感覚器、そして呼吸、嚥下といった生命にとって重要な器官を対象としています。小児から高齢者まで幅広い年齢層が対象で、外科的側面とともに内科的側面も併せ持っています。そのため多くの社会的ニーズがあり、新潟県においても耳鼻咽喉科医師数は適正数には足りていません。本プログラムでは社会が要望するしっかりとした臨床医、耳鼻咽喉科医を育成すること、さらにグローバルな医療の進歩に寄与するために、学会発表や論文作成に関する指導、個人のスキルアップ、キャリアアップを支援し、科学者としての能力を習得することも目標としています。手術支援機器の発展に伴い誰もが安全に高度な手術が行えるようになっており、特に手先の器用さなどは要求されていません。また、当科は体力的に負荷が多い診療ばかりではなく、女性にとって働きやすい診療科です。男女問わず、子育て世代の医師が、出産・育児を行いながら医師としてのキャリアを継続できるように支援しており、多様性に応じた柔軟な働き方が可能です。

プログラムの指導状況

□指導医からのメッセージ

私は、平成21年に新潟大学を卒業後、臨床研修を経て平成23年に入局しました。学生実習の頃から医局の先生方の明るく指導熱心な雰囲気に惹かれ、耳科学領域の手術に興味を持ち、迷わず入局をしてからかれこれ8年が経ちますが、この科に入って良かったなと日々感じながら、楽しく働いております。子供が2人おり、途中お休みをいただいたり、勤務形態をかえたりする場面もありましたが、キャリアが継続できる体制を医局が快く整えてくれました。一人一人を大切にしてくれる、そんな環境で、是非一緒に働いてみませんか?

 

新潟大学医歯学総合病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 八木千裕

プログラム

専門研修の特色

新潟大学医歯学総合病院は耳科手術の件数、成績とも全国でもトップクラスです。頭頸部癌に関しては、癌研究会有明病院へ国内留学、研鑽を積んだ頭頸部がん専門医による高度な指導による研修が可能です。その他、全体、各グループの症例検討カンファレンス、夏季解剖セミナーを通して、解剖、手術手技の習得ができます。地域中核病院群は、いずれも複数の医師が在籍する大規模病院であり、多くの症例、手術数があり、救急疾患も豊富です。本プログラムでは、他にはない充実した研修ができると確信しています。

専門研修プログラムの概略

□研修期間

4年

 

□募集人数

9名

 

□選考方法

書類・面接

 

□専門医

耳鼻咽喉科専門医

 

□連携施設

新潟市民病院 新潟県立がんセンター新潟病院 長岡赤十字病院 立川綜合病院 長岡中央綜合病院 新潟県立中央病院 新潟県立新発田病院 魚沼基幹病院 日本歯科大学新潟病院 JA新潟厚生連小千谷総合病院 済生会新潟病院